エレベーターの歴史は古い

エレベーターの歴史は古く、さかのぼること紀元前三世紀といわれている。エジプトのピラミッドが建造された時すでに存在していたと言われており、それから動力としての蒸気機関の利用が始まったのは、一九世紀前半の産業革命の頃である。その後、電気技術、機械技術、制御技術の進歩により、エレベーターの技術革新がハイペースで進められた。日本においては、一八九○年に東京浅草の凌雲閣展望台に、電動式エレベーターが初めて取り付けられ、運行を開始した。今日では、日本全国で五○万台ものエレベーターが運行をしている。これは世界中の約一割にあたり、日本はエレベーター王国と言っても決して過言ではない。一九七○年代に入ると、それまで海外から取り入れていたエレベーター技術も徐々に日本独自の技術が色濃くなり、今では日本のエレベーターの安全性、乗り心地、信頼性は世界水準を上回り、世界一といわれるまでになっている。次に、エレベーターとメンテナンスの重要性と、根本的にその技術力がエレベーターの寿命と密接な関係があることを述べたい。エレベーターの法人税上の減価償却年数は、一七年とぎれており、事務所ビルが六五年とされている。